GOKIBIRU 2014 30k TRAIL 2/2

GOKIBIRU 2014 30k TRAIL 1/2 からのつづきです。

◎16km地点 折り返し
小さな町、いや村かな ここを1周した所に
折り返しのエイドがある。 
 
なんとここで竹内さん発見! 
 
そしてエイドでは、大好きなナポリン発見!
ナポリンで乾杯したあと、竹内さんは早々と
後半戦へと走りだした。 

僕は呼吸を整えないと、折り返してからの
登りがさすがにキツイ
 
折り返し後の登り、ここは我慢の登り、
作戦通りいく。 歩いても絶対に止まらない。


滑登走@Takaとすれ違いハイタッチ
メンバーとコースで出会うと力がみなぎって、、、
 
こない、、、 
 
 
そんな上手い話しは無い(笑)
 
 
この登りはそれくらいにキツいのだ!
 
 
◎21km地点 折り返し後の山頂ピーク
我慢の登りが続いたがついにピークまでたどり着いた。
 
ここからの下りはダラダラと長い下り、
行きと同じく帰りも一気に駆け下りてやるさ!!!
 
とは言え、全体の3分の2 疲れがきてる。
 
登り切ってもなかなか走り出せない。
 
もう一回、体が軽くなるタイミングがくるはず、
 
それだけを信じて前へと脚を運ぶ
竹内さん発見! 
 
さすがの竹内さんも相当なダメージのようで止まっていた。
 
 
「ガンバ、ガンバ!」 
 
 
状況は似たようなものだが、ここで止まっては負けである。
 
トレイルの先輩として(笑) 
 
抜きます。
 
でも抜いたからには、、、 
 
また同じ展開になりそうだが、今回は下りなのだ。
 

ここでいかなきゃ男じゃないしょ! 
 

見栄張って元気なフリして走り続けるしかない。
 
 
◎23km地点
ものすごーーーく ペースメーカーとして最高に
丁度いいスピードのランナーが前に!
 
そのスピードについていく。
 
後ろを走るのは楽で、まるで引っ張ってもらって
いる感じ。 車を運転しててもそうだけど、
丁度いいスピードの後ろにつくのは楽なのだ。
 
こういう時に逆だとすごいプレッシャーだよなー 
と、思いながらも暫く引っ張ってもらった。
 
 
「あ 前どうぞ」
 
 
???
 
 
おいおいおいーーー 
 
別に抜きたかったわけじゃ 
 
むしろ抜きたくなかったのに、、、
 
 
「ありがとうございまーす ふっふーん」
 
 
まるで口笛を吹きながらかのように軽快に抜いてやった。
 
見栄だった。
 
うん、これが精一杯だったんだ(笑)
 
予想通り、後ろをぴったりとつかれてる。 
 
 
僕、ペースメーカーにされてます(笑)
 
 
なぜかスピード変わってないのに先頭はものすごく疲れる。
 
それが3kmくらい続いた。
 
 
ぬ 抜いて欲しい。
 
 
こんな事なら厳しい表情で抜けばよかった。
 
誰だ!無理して軽快なフリして抜いたのは!
 
右に寄ろうかな、左に寄ろうかな 
 
どうやって抜かれたら自然なんだ(笑)
 
ヤバイよ レースに集中できてないよ 
 
切羽詰まった僕がとった行動は、、、
 
 
 
「あ〜 海がキレイだな〜 
     写真撮ろ〜っと」
 
 
 や やってしまった! 
 
 
正解だったのかコレ 
 
写真を撮るフリして右によけちまった。
 
いい年して考えぬいてとった行動がコレか
  
おいおいおいーーーー
 
 
◎25km地点
結局さっきのランナーは抜いた。
 
プレッシャー合戦に勝ったのだ。
 
勢いづいて更にスピードアップ!
 
そして海岸線が見えてきたころ 
 
 
奇跡が起きた!
 
 
まさかのスーパーアスリート小宮山さん発見!
 
 
ぬ 抜いちゃった 
 
 
 
◎26km地点 海岸線ロード
ついに長かった濃昼山道のトレイル区間を抜け、
残り4kmのラストロード。
 
時計を見れば、目標の4時間切りまであと25分だった。
 
止まれば不可能、歩いても不可能な残り時間
 
 
でも諦めなければいける!
 
 
小宮山さんを抜いた事で完全に舞い上がっている。
 
残りをキロ6分で走りきれば、目標達成!
 
更に小宮山さんに勝ったら、、、
 
最高のおまけ付きだなと妄想は膨らむばかり。
 
さすがにロードでかなう相手ではない。
 
でも頑張ってしがみついてく事でペースを
維持して走れば、、、
 
 
キロ6分いけるんじゃないか?
 
 
そんな事を考えながら残ってない脚で走り続ける。
 
 
絶対に後ろは振り向かない。
 
 
振り向いたところでどうだ、
 
小宮山さんがせまってきてても心が折れるだろう。
 
意外にも離していたとしても
余裕が出て歩いてしまうだろう。
 
どっちにしても振り向いて好材料はないのだ。
 
絶対に後ろは振り向かない。 
 
そして止まらない、歩かない!
 
去年、長かったラスト4kmのロードが
ゴールまでのウイニングランに思えた。
 
なんと意外にもアッと言う間だった。
 
丘を越えた所にゴールが見えた。
大勢の人から声援を頂く。

本当にありがたい。

サロマのチャレンジTシャツの効果はでかい。

「サロマがんばれー」 

泣きそうになる。
角を曲がって50mでゴールゲート 
 
帰ってきたんだ!
 
3時間52分52秒
 
目標の4時間を切った 
 
自分に勝った瞬間だ!
 
 
やりきった!
 
 
何度歩こうと思ったことやら
 
「勝ち負けじゃないし」なんて言ってたのは誰だ(笑)
 
結局、勝負のモチベーションに救われたことで
ペースを維持できた。
 
仲間やライバルは必要だよね 
 
本当にそう思ったレースだった。
小宮山さんを相手になんて2度と無いだろうな、

ライバルというのも失礼なくらいのアスリートだし、
今回はたまたま調子悪かったみたいだし 

最初で最後だな(笑)

でもスタートとゴールでしか見れない人を
レース中に見れて幸せでした。
 

今年のトレイルの3戦

ニセコでは10k→30kにステップアップした
ルスツでは16k→30k→50kに2ステップ上げた

このGOKIBIRUでは同じ30kを普通に走っても
つまらないので4時間切りにこだわった。
 

正解だった。 最高だった。
 

 

 たくさんの仲間、ライバル 感謝!